デグーの食べもの
アルファルファは多年生の開花植物です。
それはまたルツェルンと呼ばれ、エンドウ豆の家族を形成しています。
アルファファは家畜飼料用に栽培される傾向があり、何世紀にもわたって栽培されてきました。
デグーはアルファルファが大好物です。
ペットショップからベビーデグーをお迎えした際に、アルファルファの購入を勧められた人もいるかもしれませんね。
しかし、デグーにとってアルファルファの食べ過ぎは禁物です。
この記事では、
①アルファルファを食べ過ぎてはいけない理由
②ベビーデグーにアルファルファを与えている時の通常食への切り替えのタイミング
を紹介していきます。
デグーにアルファルファを与え過ぎてはいけない理由
アルファルファとは
アルファルファとは、マメ科の多年草で、栄養が多い植物です。
小動物の補助食品としても売られていますが、人間も食べることができます。
発芽したばかりのものは見た目がかいわれ大根にそっくりです。
サラダなどにして食すことが多いです。
アルファルファは、カルシウム、シュウ酸、タンパク質が多く含まれています。
本来、粗食がメインのデグーにとってはアルファルファは栄養過多となり、体重増加の原因となります。
アルファルファはチモシーなどの干し草と一緒にバランスの取れた食事の一部として与えられるべきです。
アルファルファとチモシーの成分比較
チモシーとアルファルファの成分比較 |
|
チモシー |
アルファルファ |
水分 |
10.2g |
11.2g |
タンパク質 |
6.7g |
17.0g |
食物繊維 |
29.7g |
25.1g |
カリウム |
187mg |
208mg |
カルシウム |
49mg |
125mg |
マグネシウム |
16mg |
30mg |
リン |
27mg |
23mg |
上の成分表を見るとわかるように、タンパク質とカルシウムがチモシーの約3倍あります。
タンパク質が多いとデグーの肥満に繋がります。
カルシウム過多は膀胱結石を引き起こす可能性があります。
また、おしっこが乾いた時に白く固まるので、部屋でおしっこをされたら取れなくなるので、これも結構困ります。
ベビーデグーの通常食への切り替えのタイミング
生後1〜4ヶ月くらいのベビーデグーにアルファルファを与えて成育させることがあります。
しかし、大人になっても食生活を変えないまま、アルファルファをメインに与えているとカロリーオーバーになってしまいます。
ベビーデグーにアルファルファを与えて育てる場合、生後4ヶ月頃くらいから徐々に通常のチモシー(一番刈り)へ移行していきましょう。
その際、一度に全てを入れ替えて「今日からチモシー!」というような事は避けてください。
もしもチモシーを食べなかった場合、あっという間に痩細り死に至ります。
チモシーを常に入れておく(食べ放題)にして、アルファルファの量を減らしていきましょう。
すると自然に切り替えられると思います。
食事を変える時は体重は必ず計測するようにしてください。
アルファルファはデグーのおやつとして利用する
アルファルファはデグーにとっては栄養が多すぎる食品だという事がわかりました。
デグーを飼う際は、チモシーを主食にするようにしましょう。
アルファルファをあげる時はおやつの代わりとして与え、あげ過ぎないように注意してくださいね。