にんにく・ネギ・玉ねぎ・にらなどのユリ科の植物をデグーに与えると中毒症状を引き起こす可能性がある
私たちは、にんにくや玉ねぎ・にらなどの野菜をよく口にします。
血液をサラサラにしたり、血行が良くなったり、疲労回復効果があったり、人間の身体にはいい事が多い食材でもあります。
しかし、動物にとってはそうではありません。
「犬や猫に玉ねぎを食べさせてはいけない」とよく耳にすると思います。
これは本当で、玉ねぎやにんにくなどのユリ科の植物を与えると中毒症状が引き起こされるのです。
この記事では
・中毒症状がなぜ起こるのか、
・中毒になったらどういう症状が出るのか
・他にユリ科の植物にはどういうものがあるのか
を紹していきます。
デグーににんにく・玉ねぎ・ネギ・にらなどを与えると中毒症状の可能性
ネコや犬にニンニクやを与えると、中毒症状を引き起こすと言われています。
どのような症状なのか、デグーにも同様の症状が現れるのかを考えて行こうと思います。
中毒症状が起きるとどのような症状が出るのか
玉ねぎやニンニクなどのユリ科の植物には、「酸化アリル」や「アリルプロピルジルフィド」という成分が多く含まれています。
これを動物が摂取すると、急激に赤血球が破壊され「溶血性貧血」を引き起こす原因になります。
また、腹痛や嘔吐、下痢、血便、胃痛、食欲不振といった症状もあらわれることがあるようです。
デグーなどの小動物にとっては、胃腸障害や、食欲不振は死に直結します。
意図的に食べさせることがなかったとしても、床に落ちていたものを拾って食べてしまったり、テーブルの上に食事が置きっ放しだったりすると、食べてしまうことも十分にありますので飼い主が注意してあげる必要があります。
その他のユリ科の植物一覧
- アスパラガス
- マイヅルソウ(舞鶴草)
- ナギイカダ
- ヒヤシンス
- スズラン
- ネギ
- ニラ
- ニンニク
- タマネギ
- ラッキョウ
- カンゾウ(萱草) – カンゾウ(甘草)とは別種
- ヤブラン属 Liriope
- ヤブラン L. musca
引用:wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AA%E7%A7%91
デグーにユリ科の植物を与えないようにしよう
ユリ科の植物には、ヒト以外の動物の体内では分解できない「酸化アリル」や「アリルプロピルジルフィド」が含まれています。
そのため、多量に摂取すると中毒症状をひき起こす可能性があります。
デグーでの研究結果はありませんが、犬・ネコ・ウサギで難しければデグーも同様の症状が出ると考えていいと思われます。
なので、デグーにユリ科の植物を与えることは避けてください。