デグーとは?いま人気急上昇の小動物!

2019年6月5日デグーを飼う準備

デグーとは?いま人気急上昇の小動物!

デグーはウサギやハムスターと同じげっ歯類の一種で、大きさは12センチ〜20センチほどです。元々の生息地はペルーのアンデス地方に生息していました。

ヨーロッパではかなりポピュラーなペットで、その人気は日本にも広がって来ています。

長い尻尾やシルエットから、ネズミのようにも見えますが、実は全然違う生き物なのです!

その人気のヒミツを解き明かしていきます。

デグー は頭がいい!デグーの知能は人間の3歳児並⁉︎

野生のデグーは5〜10匹程度の群れで暮らしていることから、デグーは本能的にとても強い社交性を持っていて、人間にもよく懐きます。(個体差はありますが…)

ほとんどの場合、手からおやつを食べるのは勿論、少し訓練をすれば名前を呼んだら来るようになります。

中には道具を使ったり芸をしたりするようになるデグーも居るようで、毎日新しい発見や笑い、喜びを人に与えてくれます。

デグーの寿命は?

飼う前に気になることの1つが、ペットの寿命。家族のように一緒に暮らしたペットがわずか1〜2年で寿命が来てしまう、なんて思うと飼うかどうかを躊躇いますよね。

「確かネズミって寿命短かったな…」と思った人も居るかもしれませんが…もう1度言っておきます。デグーはネズミじゃありません!

デグーの寿命は6〜8年と言われていて、中には8年以上生きる子もいるようです。

ハムスターやネズミなど、平均的なげっ歯類の寿命は約2年なので、デグーは見かけによらず、とっても長生きな小動物なんです。

デグーは草食!ご飯は「チモシー」

ハムスターやネズミが雑食なので、「デグーも雑食なの?」と思いますよね?

デグーは雑食ではありません。

食べ物に関してはハムスターやネズミよりも、ウサギやチンチラと同じ「草食動物」の分類です。ひまわりの種も与えてはいけないし、ハムスターフードもダメです。

デグーの主食は、食べ放題のチモシーと一定量のデグー用ペレットです。

ペットを飼って居ると、ついつい色んなものを食べさせてあげたくなってしまいますが、基本的にはこの2種類で問題ありません。もともと糖分を身体の中で分解しにくい体質ですので、糖分が多く含まれて居る食べ物を食べると糖尿病になりやすいです。

また、ペットショップの店員さんに「子供のデグーは腸内環境が安定しておらず、お腹を壊してしまうことがあるから」と乳酸菌タブレットを勧められたり、「デグーは体内でビタミンCを生成できないから」といってビタミンタブレットを勧められたりもしました。

しかし、デグーの研究が進んでいくに連れ「ビタミンCは体内で作れる」というような意見も出て来ているようです。どちらが正かはまだ解りませんが、基本的にはチモシーとデグー用ペレットで健康上問題はないようですが気になるならあげても良いかもしれません。その際、あげる量には十分注意しましょう!

どうやって飼うの?デグーは金網ケージで飼育しよう

現在、デグーの一般的な飼い方として、金網ケージで飼うのが良いと考えられています。一般的なケージを選んだ場合、ケージの大きさが横幅45×奥行き50×高さ60センチ程度ですので、ケージが置けるスペースがあれば問題ありません。

そして次に気になるのは、「夜行性」か「昼行性」かです。

・・・ここがデグーのスゴイところでもあるんです!!

なんと、

デグーは飼主さんの生活リズムに合わせて「夜行性」にも「昼行性」にもなれるんです!

一緒に暮らしていく上で、生活リズムというのは意外と重要なポイントのひとつ。

昼行性だと、お昼に仕事をしている人は起きている姿をあまり見られない。かといって夜行性だと真夜中にガタガタと活動されては眠れない。

こんな素敵な習性を生まれた時から備わっているハイスペック小動物、初めて出会いました。

つまりデグーは、一人暮らしのワンルームでも十分飼えるということです!

デグーの鳴き声はうるさい?

「鳴き声がうるさかったら近所迷惑になってしまう…」ワンルームで飼えるとはいっても、心配な人もいるかも知れません。

デグーの鳴き声は隣の部屋に聞こえるほど大きくありません。

おとなしい子は全然鳴きませんし、ゴキゲンな時は小鳥が鳴くようにピルピル…♪という鳴き声で鳴きます。

デグーはどのくらいの期間で人に慣れる?

お迎えして1日で慣れる子も居ますが、お迎え後半年以上かかってようやく慣れる子も居ます。人間がひとりひとり性格が違うように、デグーも1匹ずつ性格が違います。慌てず適正な距離を保って生活をしていれば、いずれは慣れてくれるでしょう。

デグーをあなたのお家にお迎えしたらきっと素敵なコミュニケーションが生まれることでしょう。