デグーにアボカドを与えると死ぬ可能性がある

デグーの食べもの

デグーにアボカドを与えると死ぬ

健康に気を使っている人がよく口にするアボカド。

サラダにしたり、バターの代わりにトーストに塗ったり、サーモンと合わせても美味しいですよね。

アボカドは、実は人間しか食べられないのは知っていますか?

 

小動物に与えるのはなんとなく身体に悪そうだなって思いますよね。ウマやウシ、ヤギでも死に至るほどの毒を持っているんです。

 

この記事では、意外と恐ろしい植物だった

・アボカドの成分

・デグーに与えてはいけない理由

・アボカドを食べてしまったらどんな症状が出るのか

を紹介しています。

デグーだけでなく、人間以外の動物には基本的にあげないでくださいね。

アボカドの成分とデグーに与えてはいけない理由

アボカドの成分

 

 
100 gあたりの栄養価
エネルギー 670 kJ (160 kcal)
8.53 g
糖類 0.66 g
食物繊維 6.7 g
14.66 g
飽和脂肪酸 2.126 g
一価不飽和 9.799 g
多価不飽和 1.816 g
2 g
トリプトファン 0.025 g
トレオニン 0.073 g
イソロイシン 0.084 g
ロイシン 0.143 g
リシン 0.132 g
メチオニン 0.038 g
シスチン 0.027 g
フェニルアラニン 0.097 g
チロシン 0.049 g
バリン 0.107 g
アルギニン 0.088 g
ヒスチジン 0.049 g
アラニン 0.109 g
アスパラギン酸 0.236 g
グルタミン酸 0.287 g
グリシン 0.104 g
プロリン 0.098 g
セリン 0.114 g
ビタミン
ビタミンA相当量

(1%)

7 μg

(1%)

62 μg

271 μg
チアミン (B1)
(6%)

0.067 mg

リボフラビン (B2)
(11%)

0.13 mg

ナイアシン (B3)
(12%)

1.738 mg

パントテン酸 (B5)
(28%)

1.389 mg

ビタミンB6
(20%)

0.257 mg

葉酸 (B9)
(20%)

81 μg

ビタミンB12
(0%)

0 μg

コリン
(3%)

14.2 mg

ビタミンC
(12%)

10 mg

ビタミンD
(0%)

0 IU

ビタミンE
(14%)

2.07 mg

ビタミンK
(20%)

21 μg

ミネラル
ナトリウム
(0%)

7 mg

カリウム
(10%)

485 mg

カルシウム
(1%)

12 mg

マグネシウム
(8%)

29 mg

リン
(7%)

52 mg

鉄分
(4%)

0.55 mg

亜鉛
(7%)

0.64 mg

マンガン
(7%)

0.142 mg

セレン
(1%)

0.4 μg

他の成分
水分 73.23 g

引用:「wikipedeia」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%89

アボカドの果実には、脂肪分がおよそ18〜25%含まれています。

「森のバター」や「バターフルーツ」などと呼ばれ、高カロリーです。

しかし、脂質の種類が善玉脂質のため、血中コレステロールを増加させる心配がなく、ビタミンが豊富に含まれていることから美容や健康に良いとされて人々に食べられています。

 

アボカドには、ペルシンという天然ゴムに似た物質が含まれていて、天然ゴムアレルギーの人は症状を発症することがあるようです。

デグー(動物)に与えてはいけない理由

1.アボカドの果肉は脂質が多すぎる

アボカドの成分を見るとわかるように、アボカドには脂質がかなり多く含まれています。

デグーは元々草食のため、必要以上に油分を摂取するとお腹を壊したり、肥満になってしまったりしてしまいます。

 

2.ヒト以外の動物には毒になる成分が入っている

アボカドに含まれる「ペルシン」という物質は、ヒト以外の動物にとっては「毒」になります。

ペルシンは、いつも食べている果肉部位だけでなく、タネや葉の部分にも含まれます

もしもアボカドの木を自家栽培している場合や、インテリアとして育てている場合はデグーが木や葉っぱを齧らないように細心の注意を払ってください。

 

アボカドを食べてしまったらどうなるのか

アボカドを人間以外の動物が食べてしまった場合、中毒反応が起こります。

症状としては、痙攣・呼吸困難で、その後死に至ります。

 

しかし、アボカド入りの犬猫フードも販売されていて、健康被害の症例はまだ無いとのこと。

少しなら食べても問題ないのか、犬や猫であれば問題ないのか、アボカドの毒性についてはまだわからない部分も多くあるようです。

アボカドはネズミ駆除剤として使用されることもある

アボカドのタネは、葉や果肉部位より毒性が強いようで、未熟な種子や葉であれば毒性が強まるようです。

未熟なアボカドのタネを細かく砕いたものをネズミの忌避剤や駆除剤として使用されることもあるようです。

デグーにアボカドを絶対に与えてはいけない

私たちが何気なく、美味しく食べているアボカドは、ヒト以外の動物にとっては毒であることがわかりました。

私自身も今まで知らなかったので、とても驚きです。

デグーに与えた際の研究などは行われていませんが、ヤギやウシのような大型の動物でも死んでしまうほど毒性が強いので、デグーにとってもよくないと思います。

絶対に与えないようにしましょう。